PA地獄少女 宵伽(よいのとぎ) 設定付GO

Engineer Interview

藤商事×ダイナム
「PA地獄少女 宵伽(よいのとぎ) 設定付GO」
開発者特別対談

ごらくシリーズ第4弾として、ダイナム初となる設定付きの新規則機「PA地獄少女 宵伽(よいのとぎ) 設定付GO」が登場する。人気アニメコンテンツとのタイアップ機であり、パチンコファンにとっても、アニメファンにとっても期待のかかる一台だ。今回の開発で初めてタッグを組んだ、ダイナムのPB開発担当と、藤商事の開発チームに思い入れや、藤商事のオリジナル機との違いを伺った。

藤商事とダイナムのコラボは今回が初めてとなりました。PB機開発に至った経緯をお教えください。

株式会社ダイナム
営業戦略部 PB開発担当
幸 将史

藤商事とダイナムのコラボは今回が初めてとなりました。PB機開発に至った経緯をお教えください。
幸(ダイナム): ダイナムでは規則改正の話が出始めた頃から、パチンコの設定機能についてとてもポジティブに捉えており、PB機でもいち早く実現したいとタッグを組むメーカーさんを探していました。藤商事さんは、もともと「甘デジにも力を入れていて、実績を持っている」というイメージがありましたので、お声がけさせていただいたのです。パチンコホールにとって設定付き新規則機の導入は非常に挑戦的で、広くお客様に遊んでいただくためにも強力なコンテンツが必要だと考えていたため、藤商事さんの人気シリーズ「地獄少女」での開発が決まった時は非常にうれしかったですね。もともと、地獄少女シリーズは、ストーリーが明快なため、年齢層を問わず幅広いファンに楽しんでいただけるのではないかと、個 人的にも思っていました。
宇佐美(藤商事): 弊社としても、新規則の一弾目ということで、設定付きパチンコを、多様なユーザーに理解していただきたいと考えていました。ダイナムさんのPB機で、弊社のオリジナル機とは異なるターゲットにアプローチできるということは非常に良いお話でした。開発面においても、6段階もの細かな設定を開発していく上で、多くのホールを持ち、お客様に最も近い立場であるダイナムさんの意見を聞けたことは大きかったと思います。

幸: 設定付きパチンコ機の開発にあたっては、お客様にスムーズに受け入れられるように設定値やスペックのバランス調整、演出の見せ方など、シビアな協議を重ねてきました。様々な制限がある中で、出玉数を一定以上担保し、これまでのファンには同じような感覚で遊んでいただき、また設定機能を通じて新たな支持層を拡大できるよう試行錯誤を繰り返しました。

株式会社藤商事
開発本部 名古屋開発部 企画課 ディレクター
榊原 隆嗣

アニメが原作のパチンコ機ですが、その見どころはどこでしょうか?
幸: ダイナムPB機としてリリースする「PA地獄少女 宵伽(よいのとぎ) 設定付GO」は、藤商事さんのオリジナルスペックと同じ甘デジに分類されます。PB機では、時短の回数を増やすことで継続期待値を少し上げたり、大当りの出玉数を高めるなど、甘デジユーザーの趣向にあった調整を心掛けました。

榊原(藤商事): 設定値や出玉などの違いのほかに、デザインや演出にも差があるのです。例えば、筐体に描かれるメインキャラクター閻魔あいの衣装は、オリジナル機がセーラー服であるのに対し、PB機ではスクール水着になっています。大当り後や各種演出時に表示される一枚絵 にもPB機限定のイラストが使われています。また、PB専用のスペシャルボイスも収録されていますので、原作アニメのファンの方には、ぜひ2台を遊び比べてもらいたいです。

幸: そういった点では、既存パチンコファンだけでなく、若いアニメファンや、特に女性客を呼び込むことができるのではないかと期待していますね。将来的には、ごらくシリーズだけでひとつのコーナーを作りたいとの構想もあり、バリエーションを増やす意味でも良い挑戦であったと思います。

最後に、パチンコファンへメッセージをお願いします。

株式会社藤商事
開発本部 統括プロデューサー
宇佐美 肇

ダイナムPB機ならではの特長はありますか?
宇佐美: 新規則になってから、弊社の中では「設定」がひとつのキーワードになっています。お客様により長い時間、遊技を楽しんでもらえるスペックを考えていくためにも、今回のダイナムさんとの共同開発は意義あるものでした。この経験を次の開発へつなげていきたいと思います。

榊原: 自分は開発者でもあり、一パチンコファンでもあります。ユーザー目線に立って、「本当に面白い」と思える新規則機を作ろうと意気込んで、開発に取り組みました。今後も、設定付きならではの新しい楽しみ方を提供できるような開発を目指していきたいです。
幸: PB機開発を通じて、ダイナムはメーカーとユーザーとの間にしっかりと橋渡しをしたいですね。ダイナムが開発に携わることで、よりお客様の視点に立ったパチンコ機をメーカーさんとともに作っていければと考えています。今後も、より楽しく遊んでいただけるPB開発に取り組んでいきたいです。

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