PA SUPER電役ナナシーDXⅡ88GO

Engineer Interview

豊丸産業×ダイナム
PA SUPER電役ナナシ―DXⅡ88GO

開発者特別対談

ダイナム初の新規則適合プライベートブランド(PB)機「PA SUPER電役ナナシ―DXⅡ88GO」が、いよいよ6月にホールデビューする。ダイナムのPB機「ごらくシリーズ」の中でも根強い人気を誇る「CRAナナシーDXDS」の後継機だ。前作が導入から3年経ったいまでも、ダイナムグループ全体で1400台以上が稼働を続ける人気機種だけに、今回の後継機開発は挑戦の連続だった。ダイナムのPB開発者、そして豊丸産業の開発チームに、これまでの苦労を振り返ってもらった。

人気機種「ナナシー」との開発秘話に迫る!

豊丸産業株式会社
構造開発グループ ゲージチームリーダー
中島 聡

豊丸産業の人気機種「ナナシー」がダイナムのPB機としてデビューしたきっかけを教えてください。
木川(ダイナム): ダイナムと豊丸産業が、「ナナシー」をベースとしてダイナムPB機の開発を始めたのは、2014年の ことです。豊丸さん側からPB機のご提案を受けたことがきっかけでした。

宮岡(豊丸産業): 当時私たちは、往年の人気機種であったナナシ―を8年ぶりに復活させるにあたり、普通に作ったのでは、ナナシ―を市場に返り咲かせることができない、お客様からの声にしっかり耳を傾けた開発をしないといけない、という課題感を持っていました。

中島(豊丸産業): 全国のホールで毎日お客様と接し、常にお客様が身近な存在であるダイナムさんとは環境の違いもあり、自分のような開発職はどうしても実際に遊技されるお客様との距離が離れがちです。そんなときに、ダイナムさんがPB機の開発に積極的になっていると話を聞き、ナナシ―でのPB機開発が両社にとって有益な挑戦になると考えたため、お声がけしたのです。

木川:自分自身、一風変わった遊技機を作る豊丸産業さんの大ファンで、お話をいただいた時はとてもうれしかったです。互いの知見を持ち寄って開発した前作の「CRAナナシーDXDS」はお客様から支持され、導入後、多くの店舗から増台したいという連絡が本部に届きました。

豊丸産業株式会社
企画2グループ 統括ディレクター チーフ
宮岡 孝夫

そのような人気機種の後継PB機「PAナナシ―DXⅡ88GO」を開発するにあたり、どのような挑戦があったのでしょうか?
中島:今回の開発では改めてホールとメーカーがタッグを組む重要性を教えていただきました。それもあり、よりお客様視点に立ったPB機を開発できたと思います。こうした取り組みを継続し、パチンコファンの方が本当に楽しめる遊技機をこれからも作っていきたいです。

宮岡:今回の開発を手始めに、他社と一線を画した遊技機開発をはじめ「パチンコらしいパチンコ機」の開発を行っていきますので、よろしくお願いします。

木川:いち早く新規則へ適合させたのは、全国にホールを持つダイナムとして、パチンコ業界をけん引していきたいという思いからです。これからも、お客様に最も近いホールの立場として、また、一パチンコファンとして、遊技機メーカーと協力し、お客様が求めるものを追求していきます。今後のダイナムPB機「ごらくシリーズ」にご期待ください。

お客様の立場を優先したダイナム独自のスペックとは?

株式会社ダイナム
営業戦略部 PB開発担当
木川 英司

ダイナムPB機ならではの特徴はありますか?
木川:特にこだわったのは保留変化を前作と同じにしたこと、豊丸産業さんのオリジナル(NB)機では、新たな演出になっていますが、従来のファンの方が馴染んでいる演出を残したいと無理を言ってお願いしたのです。そのほか、ダイナムの接客優秀者「DYN48」のメンバーの声でアナウンスが流れるなど、ダイナムならではのこだわりが詰まっています。
 また、今回のPB機は2018年2月に施行された改正遊技機規則での適合を受けた初めての遊技機です。NBは旧規則の適合を受けて、ダイナムPB機よりも早くデビューしました。設置を遅らせてでも新規則の適合を目指したのは、前作が長く愛されている機種だけに、今作も長くホールに設置できるようにしたかったからです。新規則機の適合を受けなくては、2021年1月には完全に撤去しなくてはなりません。

宮岡:新規則の適合について、もともとスペック上の問題はありませんでしたが、私たちとしても初めて試験を受ける内容になるので、これまでとの勝手の違いに苦労しました。無事、適合を受けることができた今となっては、新しい遊技機開発の道を切り開くことができ、良い挑戦であったと思います。
最後に、パチンコファンへメッセージをお願いします。
中島:今回の開発では改めてホールとメーカーがタッグを組む重要性を教えていただきました。それもあり、よりお客様視点に立ったPB機を開発できたと思います。こうした取り組みを継続し、パチンコファンの方が本当に楽しめる遊技機をこれからも作っていきたいです。

宮岡:今回の開発を手始めに、他社と一線を画した遊技機開発をはじめ「パチンコらしいパチンコ機」の開発を行っていきますので、よろしくお願いします。

木川:いち早く新規則へ適合させたのは、全国にホールを持つダイナムとして、パチンコ業界をけん引していきたいという思いからです。これからも、お客様に最も近いホールの立場として、また、一パチンコファンとして、遊技機メーカーと協力し、お客様が求めるものを追求していきます。今後のダイナムPB機「ごらくシリーズ」にご期待ください。

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