パチンコ玉はどこから来て、どこへ流れていくんだろう?と疑問に思う方も多いかと思います。そこでパチンコ玉がどのように循環しているかを調べてみました。
玉の循環サイクル
店舗によって2つの違う方式がありますが、大きな流れは同じです。
「遊技する」⇒「打った玉が集められる」⇒「洗浄される」⇒「台に戻ってくる」
という4つのステップで玉が循環しています。大当りすると、その台でたくさんの玉が必要になるので、玉を集めて補給する必要があるので循環させています。さらに、集めて玉を洗浄すれば、効率的に玉をきれいに保てるという仕組みです。
この玉の循環には、店舗全体で循環させている方法と、「島」と呼ばれる台の列の中だけで循環させている方法の2つの方式があります。
店舗全体での循環サイクル
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各台の裏側の下にあるアウトボックスを通って、台と台の間に玉が出されます。 台と台の間は、玉の流れる川のようになってます。 |
アウトボックス |
各台から集まった玉は、島の中央付近から床下に流れて玉場というところまで行きます。
左)台と台の間に玉が流れて、床下に吸い込まれていく |
右)床下の玉の通り道の入り口 |
玉場には、巨大な玉を貯めるカゴがあって、洗浄機に入っていき、洗浄されたものがホール内へ出されていきます。
左)床下からリフトで上げられて洗浄機へ。右側が洗浄済みのリフトなのでキレイ、左は洗浄前なので汚い。 |
中)床下を通ってきた玉は、一旦大きなカゴに貯められる。 |
右)玉の洗浄機 |
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天井付近にある、トイを通って、各島の上にあるタンクへ玉が運ばれます。 |
島上のタンク |
島上のタンクから、配管を通って、各台へ玉が補給されます。
左)台の上には配管が通っている。 |
中)床下を通ってきた玉は、一旦大きなカゴに貯められる。 |
右)台の裏には、玉を貯める箱があり、この箱が少なくなると、自動的に補給される。 |
島の中だけでの循環サイクル
各台の裏側の下にあるアウトボックスを通って、台と台の間に玉が出されます。台と台の間は、玉の流れる川のようになってます。各台から集まった玉は、島の中央付近から島の下にある洗浄機へ流れます。
左)アウトボックス |
右)台と台の間に玉が流れて、洗浄機へ吸い込まれていく |
各台から集められた玉は、島の中央付近にある洗浄機へ流れ、ピペットと混合されて洗浄が始まる。
左)洗浄機へ玉が入っていく |
右)洗浄機には、ポリエステル製のピペットが入っていて、これで玉を洗浄、ポリピペットは月に1回程度交換される。 |
洗浄機から直結されてるリフトの中で、玉とピペットが分離され、ピペットは洗浄機へ戻り、玉だけが島上のタンクへ運ばれる。 |
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島上のタンクから、配管を通って、各台へ玉が補給されます。
左)台の上には玉の配管が通っている。 |
中)床下を通ってきた玉は、一旦大きなカゴに貯められる。 |
右)台の裏には玉を貯める箱があり、この箱が少なくなると、自動的に補給される。 |
このように玉が循環して洗浄されています。
島の中だけで循環させる方式をとっているのは、「らくらくパチンコシステム」と呼ばれる玉箱を積み上げずに、カードへ玉数が記録されていくシステムを使っている店舗で採用されています。
これは、玉箱を積まないため大量の玉がいらないことから、島のなかだけを循環させて効率を良くしています。また、天井で玉が流れないので、ホール内が静かであることも特徴です。
以前は、パチンコ玉に触ると手が黒くなることもありましたが、今はこのように洗浄されているので、手が汚れることは少なくなっています。お客様の手が汚れないように進化させています。