2回目となる今回の依存対策勉強会は、2019年1月30日に株式会社合田観光商事、株式会社ダイナム、株式会社ニラク、株式会社マルハン、夢コーポレーション株式会社が発表したパチンコ依存対策についての共同声明にある「全国のパチンコホールが更なるパチンコ依存対策に取り組むよう働きかけていく」という内容に準じて参加企業を拡大して開催され、接客に従事する従業員の依存問題に対する知識と理解を向上することで、第3回以降のパチンコ依存対策勉強会がそれぞれの地域や企業で実践できる仕組みづくりを目指すもので、14社から集まったホールスタッフ計105名を対象に、認定NPO法人リカバリーサポート・ネットワークの西村直之代表理事による講演と、実際の事例を用いてホールでの応対方法を議論するワークショップが実施されました。
事例①「子供を幼稚園に送った後、パチンコに行ってしまう」
事例②「年金を全てパチンコに使ってしまう母親が心配」
事例③「パチンコののめり込みで悩むホール従業員」
事例④「生活環境の変化に不安を感じている」
事例⑤「のめり込んでいる自分は病気なのか不安」
事例⑥「のめり込んでしまって使ったお金や時間を忘れてしまう」
事例⑦「スロットの演出が頭から離れられない」
事例⑧「両親の介護疲れで居場所がない」
事例⑨「毎日パチンコに行ってしまう夫に困惑」
<藤本代表取締役より>
今回の勉強会では、趣旨に賛同した14社105名にご参加いただきました。実際のホールにてお客様と直に接する従業員の皆さんが、共に勉強できたことは非常に大きな成果であると捉えています。本日は実例に基づく、9つのテーマに沿って現場目線、顧客視点に立った活発なディスカッションが行われ、問題の本質に対する理解がより深まったものと認識しました。今後もこのような機会を通じて、真の依存対策となる「予防」のためのアプローチに注力し、遊技提供者の責務としてお客様がより安心して楽しめる遊技環境を構築して参ります。
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